モデーアジャパン(本社東京都)は、9月1日付でジージャジャパンやフォーライフリサーチジャパンの社長を歴任した狩野元滋(かりの・もとしげ)氏が社長に就任すると発表した。甲斐三晴前社長は、引き続き管理部門を統括するという。狩野新社長に就任の経緯や今後の展望を聞いた。
─就任の経緯について。
モデーアのブランドになって来年の4月でちょうど10年。ソーシャルリテールを強力に推し進めていることは理解していた。ソーシャルマーケティングを成功させたいという風潮の中で、モデーアは一歩先んじていると思う。モデーアのメッセージである「Livr Clean 美しく生きる」に強い印象を受けた。創業時からの環境に配慮する意識は、製品を作る姿勢だけでなく、容器や製造に関わるインフラ自体が持続可能な社会に定着できるようになっている。そして何よりも、「次世代の子供たちに美しい地球を引き継ぐ」という意識がものすごく強く、とても感銘を受けた。私たちにもまだできることがあると思った。
─就任して2カ月が経過したが、狩野社長が取り組んできたことは。
会社の各部門の現状を把握するため、社内ミーティングを頻繁に行って基礎的な知識を習得した。9月に入ってからは現場に出始めた。リーダーとの個別ミーティングや各グループのセミナーに参加している。
─23年12月期の売上高と今期(24年12月期)の上半期の状況は。
23年12月期の売上高は変わらずに推移した。製品を支持してくれる大勢の会員に支えられている。ソーシャルマーケター数もカスタマー数も横ばいで推移した。今期の上半期は、新製品の導入もあり好調に推移している。その後の継続的な使用につながっている。
─今期の見込みは。
売り上げを維持しながら拡大させるために、下半期は新規登録獲得会員を増やしていきたい。
─今期の戦略については。
今期は1月から毎月三つのキャンペーンを実施しており、年内まで行う。キャンペーンは、「マンスリーキャンペーン」「お客様感謝daysキャンペーン」「シークレットキャンペーン」だ。
「マンスリーキャンペーン」は、テーマごとに製品をセットにしてギフトを付与もしくは割引価格で発売している。「お客様感謝daysキャンペーン」は、会社が勧める5アイテムから選んで一定金額を購入すると、ショッピングクレジットを付与するものだ(5日間限定)。「シークレットキャンペーン」は、人気製品やシーズナル製品をライブコマース(フェイスブック・ライブ)で時間限定で開催し、20%割引で購入できるほか、ギフトも付与している。
─ビジネスプロモーションについては。
(続きは、「日本流通産業新聞」10月24日号で)
【新社長に聞く】モデーアジャパン 狩野元滋社長/上半期は新製品投入で好調に(2024年10月24日号)
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