新物流の到来か─。2024年のEC物流を表す言葉だ。単に荷物を保管して運ぶ従来までの物流の役割や在り方が変化し、システムや自動設備機器の活用、DX推進が広がり、これまでとは違う「新物流」が求められる時代となった。毎年変わっていくECのトレンドへの対応に加え、今後も続くとみられる人手不足や人件費の高騰などに対応する先を見据えた運営に着手する必要がある。物流企業の課題は山積みだが、各社を取材すると、「システム」「自動化」「SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)」が今後のキーワードとして浮かび上がる。
■台頭する新物流
物流の2024年問題を機に、物流業界全体が変化する中、通販・EC業界の物流戦略の進化が加速している。
特に台頭しているのが、「物流DX」「システム」「自動化」を取り入れた新しい物流戦略だ。一見すると当たり前の施策に思えるが、実際に展開して成果を出している会社は少ない。投資コストなどが足かせとなって運用に踏み出せない例が目立つ。
一方で、新たな物流戦略に取り組む企業は事業拡大が進む。
(続きは、「日本ネット経済新聞」11月14日号で)
【EC物流最前線】<ECソリューションマップ2024「物流編」> 24年は「新物流」の到来/システム、自動化、SCMが鍵に(2024年11月14日号)
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