【新社長登壇】ジャパンローヤルゼリー 日高景介社長/創業者の想いはそのままに時代に合わた変化を(2024年8月22日号)

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 ローヤルゼリー販売の老舗、ジャパンローヤルゼリー(JRJ、本社東京都、(電)03―3345―2888)は6月28日、代表取締役社長に、常務取締役管理本部長を務めていた日高景介氏が就任する人事を行った。前任の山口喜久(よしひさ)社長は同日付で、任期満了により退任した。持ち株会社であるJRJホールディングス(本社東京都)の経営に専念するという。日高新社長に話を聞いた。

 ─まずは就任の経緯について聞きたい。
 日高 昨年の秋口から年末にかけて、山口喜久前社長から、JRJの代表取締役を退任する意向であることを聞かされた。次の代表取締役を私に任せたいということだった。山口前社長自身は、JRJからは退社し、持ち株会社であるJRJホールディングスの経営に専念したいとの意向だった。


■実務面は引き続き担当

 ─体制はどのように変わったか。
 日高 JRJの実務的なところは、常務取締役管理本部長として私が担っていた部分もあった。実務面は引き続き私が見ていく形となる。そのため、社内的な日常のフローは就任後もさほどは変わらない。
 ただ、代理店とのコミュニケーションについては、山口前社長が中心となってこれまで担ってきた。山口前社長は、創業者・山口喜久二の息子であり、コミュニケーション能力も極めて高い。一方、管理部門を任されていた私はこれまで、現場には極力入らないようにしてきた経緯があった。
 この点については、山口前社長ともお話をして、持ち株会社JRJホールディングスの社長として、現場にも引き続き出て、代理店とコミュニケーションをしていただくことになっている。
 私自身も、全国の代理店とのふれあいを大切にしていきたいと考えている。まずは社長就任のあいさつと、今後の体制の報告のため、山口前社長にもご一緒いただく形で、全国をまわっている。7月には3カ所を訪れた。8月にも3カ所を回る。9月までには全国の代理店にあいさつを行いたいと思っている。
 ─日高社長自身は、これまでは代理店との接点があまりなかったということか。
 日高 年に1回の全国イベントなどもあるため上位の代理店とお会いする機会はあったが、新しく入った人との交流はなかった。
 2011年までは東日本の担当をしていたため、首都圏や東北、北海道、北陸には頻繁に行っていたが、そのときも西の方にはあまり行く機会がなかった。社長就任後は、西の方にもできるだけ行くようにしている。
 ─山口前社長はJRJの本社にも出社することはあるのか。
 日高 月に数回は来ている。ミーティングを行い、今後の方向性などについて話し合ったりしている。


■会社の良さはそのままに

 ─社長就任の抱負を聞きたい。
 日高 創業者の山口喜久二がのこした、ビジネス・会社の良いところはそのままにし、時代に合わせて変化すべきは変化させていきたい。

(続きは、「日本流通産業新聞」8月22日号で)

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記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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