【ECショッパーズファイル】File.239 〈国産茶のEC〉川本屋茶舗/スイーツ商品を充実

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一口サイズのケーキ

一口サイズのケーキ

 お茶のECを手掛ける川本屋商店(本社神奈川県、川井秀昭社長)は、1910年創業の老舗茶屋だ。02年に自社サイトを開設、同時期に「楽天市場」へ出店しECを始めた。発送する商品には、従業員が直筆したお礼の手紙やお試し品を同梱。顧客との関係性を深め、リピーターの獲得につなげている。30代後半から40代の女性を主なターゲットに健康茶や自社企画によるスイーツ商品を充実させている。
 ECの売上高は月間約300万~350万円。「敬老の日」や「母の日」はギフト需要が高まり、月間売上高は約500万円に達するという。
 レビューを投稿した顧客には、お茶を増量する企画を行っている。通常70~80gの茶葉に、さらに10~20g分を追加。お得感から販促につながっているという。
 10年以降から、一口サイズのケーキ=写真=を企画・販売している。「当時、ご当地スイーツが話題となっていた。当店のお茶に合うスイーツができないかと考えたことが商品化につながった」(川井社長)と話す。
 スイーツは「バレンタイン」や「母の日」向けのギフトとして購入されている。ギフト需要の高まる時期は、ケーキを購入していない顧客に試食用ケーキを同梱、販促を図っている。


〈ショップ データ〉
(1)運営業者「合名会社川本屋商店」(2)出店先「独自サイト」「楽天市場」「ヤフーショッピング」「アマゾン」「ポンパレモール」「Qoo10」(3)導入システム「メイクショップ」(4)配送委託先「日本郵便」(5)EC担当者「2人」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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