【ディーライズ 貴島康博社長】 <家電ECで300億円目指す> /物流現場との密な連携を(2024年9月26日号)

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 家電ECを展開するディーライズ(本社東京都、貴島康博社長)の24年2月期の売上高は、前期比1%増の180億5400万円だった。在庫や販売価格などを管理するシステムを自社で開発。徹底的な在庫・価格管理を行うことにより、着実に増収を続けている。近年は在庫量の増加に注力している。現在は千葉県船橋市の倉庫を中心に、約30億円分の在庫を保有している。今後は、在庫量を50億円分にまで増やし、家電ECで売上高300億円を目指すという。物流現場とは定期的な意見交換を行い、作業の効率化を図っているとしている。その結果、大量の在庫を抱えながらも、少人数体制で管理できるようになったという。従業員満足度の向上にもつながっているようだ。貴島社長に話を聞いた。

 ─売上高の目標について教えてください。
 売上高については、300億円が一つの到達点だと考えています。コロナ禍で大きく売り上げが伸びた反動で減収となったこともありますが、基本的には創業以来増収を続けています。まずは現在の体制で、3~4年の内に300億円を達成したいと考えています。
 家電ECという事業単体では、そこが一つの節目になると考えています。それ以上に売り上げを積み重ねていくには、新たな事業展開も必要になってくるかもしれません。まずは現在の体制で売上高300億円を達成し、そこから新たな展開をしていきたいと考えています。


在庫を活用した新サービスも

 ─近年在庫量を増やしているということですが。
 創業当初の在庫量は、5000万円ほどだったと思います。17年ごろに10億円を超え、現在は30億円ほどとなっています。これを3年以内に、50億円まで増やしたいと考えています。

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月26日号で)

<プロフィール>
貴島康博(きじま・やすひろ)氏
 1972年生まれ。08年3月にディーライズを創業し、代表取締役社長を務める。

倉庫内の様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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