富士山マガジンサービス/出版社のECを支援/10月中に合弁会社を設立

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 富士山マガジンサービスは10月11日、ECシステム構築などを手掛けるイードと合弁会社を設立すると発表した。新会社は出版社向けECサイト運営支援と、雑誌の世界観に基づくEC店舗の運営を行っていく。事業の効率化が狙いという。10月中にも設立する。
 合弁会社の社名は「株式会社イデア」。資本金は2500万円で、出資比率は富士山マガジンサービスが80%、イードが20%。代表には富士山マガジンサービスの松延秀夫ディレクターが就任する。
 両社は7月、ECサイト運営による出版社の収益化を目指す業務提携を締結。富士山マガジンサービスが保有する定期購読者データベースや、イードが手掛けるECサイト構築サービスを活用した事業モデルの検証を進めてきた。
 松延氏は「出版社とのやり取りや検証の結果、窓口や体制を一本化することがより効果的な事業展開につながると判断した」と合弁会社設立の背景を説明する。
 合弁設立後は両社が持つ各種EC運営ツールを一気通貫で提供。出版社における雑誌販売以外での収益基盤の早期確立を支援する。
 支援事業について松延氏は「すでに複数の出版社から良い反応を受け、やり取りを重ねている」と好感触を示している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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