ほぼ日の17年8月期の売上高は、前期比6.6%増の40億1600万円だった。海外向けに情報発信を行い、主力商品「ほぼ日手帳」の販売部数が順調に伸びたことが寄与した。
EC売上高は公表していない。営業利益は同0.3%増の5億円、経常利益は同4.1%減の4億8200万円、当期純利益は同11.6%増の3億4000万円だった。
海外ユーザー向けに「ほぼ日手帳」の情報発信を強化。中国のSNS「Weibo(ウェイボー)」で情報発信を開始し、認知度向上を図った。17年版の「ほぼ日手帳」の販売部数は、前年版から約6万部増の67万部となった。4月に過去の手帳カバーの値引き販売を行ったことも、売り上げ増加に貢献した。
「ほぼ日手帳」の売上高は同1.8%増の26億5200万円にとどまった。中国など海外ユーザーの1回当たりの購入単価低下が要因。手帳以外のほぼ日商品の売上高は、同23.4%増の10億2200万円だった。
今期(18年8月期)業績予想は、売上高が前期比16.4%増の46億7400万円、営業利益は同0.5%増の5億300万円、経常利益は同4.8%増の5億500万円、純利益は同2.4%減の3億3200万円を見込んでいる。
ほぼ日17年8月期/売上高6.6%増/手帳の販売部数が増加
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