【人】 <AlgaleX 高田大地社長> 「沖縄で泡盛」が奇跡を(2024年8月29日号)

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 21年創業のAlgaleX(アルガレックス、本社沖縄県、高田大地社長)では、調味料などに使えるうまい藻「うま藻」をECで販売している。同社の創業者である高田大地社長は、前職で大手総合商社に勤務。業務で魚の輸入などに携わる中、疑問を感じたことが、創業のきっかけになったという。
 「日本では養殖の際、そのために輸入した魚を飼料として与えている。日本で魚が余っている時代であれば、それでもよかったかもしれないが、今は漁獲量も大幅に減ってきている。人間でも食べられる魚をわざわざ輸入して、養殖をしているという点に疑問を感じた」(高田社長)と話す。
 高田社長は、この課題を解決したいと考え、退職、同社を起業したのだという。「養殖のための飼料として、『藻』を活用できないかと考えた」(同)と話す。
 藻の製造には特殊なタンクを使用するのだが、その設備を貸し出している場所は、沖縄にしかなかった。そこで同社は沖縄に本社を置き、事業を始めたとしている。
 「しかし藻を育てるのは簡単でなかった」(同)と言う。
 「藻はアミノ酸と糖と酸素を吸収し、成長していく。しかしながらおいしい藻ができない」(同)と話す。
 そんな「藻」の製造の問題は、ある奇跡によって解決したという。

(続きは、「日本流通産業新聞」8月29日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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