【人】 <mederi 坂梨亜里咲社長> 諦めなければ、選んだ結果を正解にできる(2024年4月11日号)

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 mederi(メデリ、本社東京都、坂梨亜里咲社長)は、オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」などを展開している。「『継続は力なり』。何事も諦めなければ、選んだ結果を正解にできる」と語る坂梨亜里咲社長。「mederiは、私の不妊治療の経験から生まれた」と言う。
 坂梨氏は、「26歳の時に、『子どもを授かるのは難しい』と宣告された」と話す。
 「もともと、高校生の頃から生理不順で、月に1回は産婦人科に通っていた。ブライダルチェックをして初めて、自分自身の『妊孕性(にんようせい、妊娠のしやすさ)』の低さを知り、衝撃を受けた。人生最大の悲しみを経験した」と言う。
 それから約7年間、妊活専門のクリニックでハードな治療を行ってきたそうだ。
 「不妊治療を始めて最初の3年間が一番苦しかった。『なぜ人が当たり前にできていることができないのか』と気持ちの整理もできなかった」と語る。
 しかし、29歳のとき、30代を前に、思考の整理をしたタイミングで、「これは強みだ」と思い始めるようになったという。
 「『人よりもお金も時間もかけてきたこと』という強みと考え、『うまく人生に生かそう』と方向転換をするきっかけになった」としている。
 不妊治療は、26歳だった16年に開始。19年に起業し、同社を設立したという。

(続きは、「日本流通産業新聞 4月11日号で)

<プロフィール>
坂梨 亜里咲氏
 明治大学卒業後、大手ECコンサルティング会社でマーケティング・ECオペレーションを担当。14年にベンチャー企業の女性向けウェブメディアのディレクター就任を経て、COO・代表取締役に就任。19年、代表取締役を退任し、mederiを設立した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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