【人】 <石川鋳造 石川鋼逸社長> 野球で培った”逆転の発想”でヒット(2024年2月8日号)

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 産業用機械部品などの製造を手がける石川鋳造(本社愛知県)の石川鋼逸社長は、鋳物の家庭用フライパンを販売している。ECサイト開設から約5年で、販売枚数は累計7万枚を超えた。「商品トレンドを追わない」「広告を打たない」など”逆転の発想”でヒットを生んだ背景には、小学生時代からの野球の経験があるという。
 「すでにスタート位置が違う強い相手には、普通にやっていたら勝てない」(石川社長)ことを、野球の試合経験を通して実感した。「力」では勝てない時こそ、「戦術」で挑む姿勢が身に付いたという。「仕事でも同じで、リソースが豊富にある大手企業には勝てない。当たり前だと見過ごされてきたところに取りこぼしがある」(同)という考えから、「逆転の発想」でフライパンを販売した。

(続きは、「日本流通産業新聞」2月8日号で)

<プロフィール>
石川鋼逸社長
 72年愛知県生まれ。高校教師、野球部監督を7年間務めたのち、30歳で4代目社長に就任。08年に開発を決意し、17年に発売したフライパンは「入荷3年待ち」の大ヒットとなる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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