【人】 〈Bonchi 樋泉侑弥社長〉/若い力で農業に革新を(2021年5月20日号)

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 20年創業のスタートアップ企業Bonchi(ボンチ、本社山梨県)は、果物専門の産直ECサイトを通じて、山梨県の良質な果物を全国に販売している。ECと並行して就農支援なども手掛け、あらゆる面から農業の課題解決を図るBonchiの陣頭指揮を担うのが、樋泉侑弥社長だ。今年で23歳となった樋泉氏は「われわれのような若い世代の力で農業をより格好いいものに変えていきたい」と意気込みを述べる。
 樋泉氏は高等学校卒業後、海外留学や大手外資系企業の勤務を経て、Bonchiを起業した。「海外や東京での生活を通じ、地元である山梨県の魅力を外に発信したいという思いが強くなった」と振り返る。社名である「Bonchi」は、樋泉社長の地元である「甲府盆地」に由来するものだ。
 商材として白羽の矢が立ったのが山梨県の果物だった。「フルーツ王国と呼ばれるよう、山梨の最大の強みは果物。地元の人が食べるような最高級の果物を、ECを活用して全国に届けられれば大きなビジネスチャンスになると感じた」と言う。
 県内の農家と契約を結んで事業の本格化を進める中、クラウドファンディング(CF)での成功も事業加速の足掛かりとなった。

(続きは、「日本流通産業新聞」5月20日号で)

〈プロフィール〉
樋泉侑弥(ひいずみ・ゆうや)氏
 山梨県南アルプス市出身。高等学校卒業後、オーストラリア・シドニーへの留学、Apple Japanでの勤務を経て、20年に友人とともにBonchiを創業。地元である山梨県を拠点に、産直ECサイトの運営や、若年層の就農支援に携わる。1998年生まれの23歳。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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