【人】 〈KAPOK JAPAN 深井喜翔社長〉/選んだ道が正解になる

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 東南アジアに自生する木の実「カポック」の繊維を使った、サステイナブルなファッションブランド「KAPOK KNOT(カポックノット)」をECで展開するKAPOK JAPAN(カポックジャパン、本社大阪府)は、数々の賞を受賞するなど、注目を集めている。その同社を牽引しているのが、深井喜翔社長だ。深井氏の座右の銘は、「正解を選ぶのではなく、選んだ道が正解になる」。次々と新しい取り組みに挑戦している。
 アパレルの業界をサステイナブルなものに変えていきたいと考えていた深井氏が目を付けたのが、カポックという植物素材だった。アニマルフリーなのに暖かく、実のみを使うので森林伐採の必要もない。素材に出会った瞬間に、「この新素材は、自分が人生を懸けて取り組むべき仕事である」と感じたという。
 しかし、カポックは当時、衣料品としての事業化が進んでいなかった。繊維が短すぎて、糸に加工することが困難だったのだという。そうした技術的な問題点をクリアし、事業化にこぎつけた。

(続きは、「日本流通産業新聞」」3月4日号で)

〈プロフィール〉
深井喜翔(ふかい・きしょう)氏
 14年に慶應義塾大学の環境情報学部を卒業。新卒で不動産ベンチャーに入社。退職後、NPO法人などを経て、15年に旭化成に入社。17年に退職して双葉商事に入社した。趣味はサウナ。自律神経を整え、リラックスするために活用している。サウナ好きなスタートアップの経営者の仲間などと交流する場にもなっているという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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