【人】 〈ミドルマン 三澤透社長〉/「コムスン事件」処理が糧に

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 ODR(オンラインでの紛争解決手続き)システムの開発、提供を行っているミドルマン(本社東京都)の三澤透社長は2月、競合他社に先駆けてシステムの実証実験を行った。EC・通販企業への提供も視野に入れている。
 三澤氏は名古屋市で子ども時代を過ごした。芝居に関心を持つようになり、20歳の春、地元の劇団に入団した。さらなる活躍を志し、24歳のころバイクで単身、上京した。半日かけて国道1号線を走り抜けたという。
 劇団の門戸を叩く傍ら、通っていた脚本家やシナリオライターの養成講座で、劇作家の山崎哲氏に才能を見いだされ、山崎氏の劇団に入団した。厳しいながらも愛のある指導を受ける日々だったが、三澤氏は「昨今の時世で芝居は、社会を変えるほどの力はない」と思うようになり、舞台を降りた。三澤氏は役者時代から現在に至るまで、「社会をより良いものに変革していきたい」「世直ししたい」という思いを強く持っている。

(続きは、「日本流通産業新聞」3月12日号で)

〈プロフィール〉
みさわ・とおる氏
 小劇場の劇団員の経験を経て、02年、中央大学に入学。05年にコムスンに入社し、企業法務に従事。08年、当時上場していたジャパンケアサービスに入社。リスクマネジメントを担当し、法務部長を務める。12年4月、ミドルマンを起業。1974年、東京都生まれ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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