【人】 〈ヴァレイン 谷内健吾社長〉/「『好き』を生かして売りたい」をかなえる

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 EC・通販事業者向けの在庫管理一元化システム「Jarvis(ジャーヴィス)」の開発・提供を手掛ける。ヴァレイン(本社東京都)を12年に創業したのが、谷内健吾社長だ。
 学生時代は、米バスケットボール選手のマイケル・ジョーダンに憧れ、バスケに打ち込んだ。プロバスケットリーグ・NBAに出場することを目指していた。経営者として八面六臂の活躍をしている現在、社長に「バスケット選手の夢は挫折したのか」と問うと、「挫折していない。今でも諦めていない」と笑顔を見せた。
 02年に新卒で富士ソフトに入社してからも、実業団でバスケを継続。08年に同社を退職し、プロチームの練習生になった。
 一方、個人事業主として起業し、ホームページ制作やウェブシステムの開発を手掛けるようになった。
 「プロのバスケット選手になれたとして、アスリートの選手寿命は一般的に長くない。引退後を考えると、『バスケット以外の事業に挑戦してみたい』」という気持ちが湧いてきたのだという。
 10年、楽天市場に「ジョーダンブランド専門店」を出店(現在は店名を変更し、「スニーカーケース楽天市場店」)。

(続きは、「日本流通産業新聞」7月25日号で)

〈プロフィール〉
谷内 健悟(やち・けんご)氏
 2002年、日本大学文理学部物理学科卒業後、富士ソフトに入社。エンジニアとしてソフトウエア開発に取り組み、はがき作成ソフトウエアの開発に携わった。
 07年、個人事業を開始。バスケットボールに関連したアパレル用品の輸入販売をスタートした。翌年、ホームページ制作やウェブシステムの開発にも着手。事業の幅を拡大した。
 10年、楽天市場に「ジョーダンブランド専門店」を出店した。ショップ名は米バスケットボール選手のマイケル・ジョーダン選手から。
 12年、ヴァレインを創業。在庫管理一元化システムの開発・提供をスタートした。現在、中小企業への在庫管理システムの訴求に力を入れている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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