【人】　〈楽天　河野奈保常務執行役員ＣＭＯ〉／楽天を理解してもらうきっかけに

　楽天の常務執行役員ＣＭＯ（チーフマーケティングオフィサー）の河野奈保氏が現在、最も注力するプロジェクトの一つが、楽天史上最大のイベント「Ｒａｋｕｔｅｎ　Ｏｐｔｉｍｉｓｍ（ラクテンオプティミズム）２０１９」だ。７月３１日から８月３日の４日間開催する同イベントは、企業や一般ユーザーなど数万人の来場を見込むビッグプロジェクトだ。
　「イベントのテーマは『５Ｇ』。もちろん通信速度が変わるということだが、さまざまな企業において大きな変革をもたらすきっかけになる。だからこそ楽天も『５Ｇ』をテーマにグループ総力を挙げてこのイベントを盛り上げていく」（河野常務執行役員ＣＭＯ）と意気込む。
　河野ＣＭＯは「楽天市場」事業の要職を務めており、ＥＣ事業者からもなじみがある存在だ。現在はＣＭＯとして楽天エコシステム（経済圏）の拡大がミッションとなっている。楽天グループのサービスのクロスユースを促進する機会としてもイベントを最大限活用したい考えだ。
　イベントでは「楽天市場」「楽天トラベル」の出店者がグルメや商品、サービスを出店・展示するだけでなく、「楽天Ｐａｙ」をはじめとしたキャッシュレス決済に完全対応し、楽天グループのサービスを体感できる場を設ける。

（続きは、「日本流通産業新聞新聞」７月１１日号で）

〈プロフィール〉
河野奈保（こうの・なほ）氏
　１９７６年生まれ。２００３年、楽天に入社。０５年からはモバイル事業の責任者を務める。１２年に編成部副部長、１３年に執行役員に就く。１７年２月、ＥＣカンパニープレジデントに就任。同年４月、常務執行役員に就く。１８年７月組織改編に伴い、コマースカンパニーのシニアヴァイスプレジデントに就任。現在はＣＭＯ（チーフマーケティングオフィサー）も務める。