【人】 〈サードウェーブ 榎本一郎取締役副社長〉/若い世代に魅力訴求

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 パソコン(PC)の企画・製造・販売などを手掛けるサードウェーブ(本社東京都、尾崎健介社長)は、eスポーツの興隆に熱を注ぐ。会社の方針として2018年、20年までにeスポーツ事業へ20億円投資することを決定。若い世代を中心に、eスポーツの魅力を訴求している。
 榎本一郎取締役副社長は、「eスポーツを一つの文化として醸成し、子どもたちの選択肢の幅を広げたい」と話す。毎日新聞との共同プロジェクトで、19年3月には「全国高校eスポーツ選手権」を開催した。
 開催に合わせ、全国の高校を対象に先着100校につき無償でゲーミングPCのレンタルを行った。応募があったのは78校。「枠は余ったが、一から部活を作るのは大変なこと。予算や部室の確保など一つ一つをクリアしてくれたことは、うれしいことだった」と語る。
 「ゲーミングPCのトップブランドになり、若者に愛されるようなブランドになりたい」と話す。
 同社は02年、ハイスペックPCブランド「GALLERIA(ガリレア)」を立ち上げた。製品そのものをブラッシュアップしながら、ゲーミングPCとして進化してきたのがここ2、3年だ。

(続きは、「日本流通産業経済新聞」5月16日号で)

〈プロフィール〉
えのもと・いちろう
 1963年12月27日生まれ。IBM入社後、92年よりPC事業に従事。98年同社首都圏営業部長。05年LenovoへのPC事業売却とともに移籍し、同社パートナー副事業部長。08年DELLコンシュマー営業統括本部長。10年日本acer上席執行役員。13年AOS上席執行役員。15年プラスワン・マーケティング常務取締役を歴任。18年サードウェーブ常務取締役。同年8月取締役副社長就任。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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