【人】 〈FABRIC TOKYO 森雄一郎代表取締役社長〉/D2Cで"体験"を売る

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 アパレルブランドを展開するFABRIC TOKYO(ファブリック トウキョウ、本社東京都、森雄一郎社長)は、ネットでオーダーメードスーツを注文できるサービスを提供している。仲介業者を介さず、テクノロジーを駆使して商品を直販する、いわゆるD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)型のブランドだ。ただ、森社長は「洋服を販売しているわけではなく、体験を届けている」と強調する。
 大手電機メーカーに勤めていた父親の影響で、パソコンやインターネットがある家庭環境で育った。情報が開かれていて、ユーザーと直接つながれるインターネットに可能性を感じていた。「インターネットを主体とした時代に向かうのは不可逆だと思っていた」と振り返る。
 大学時代に起業し、ファッションメディアを立ち上げた。卒業後は、自社で買い上げた物件を顧客に直接リーシングするソーシャルアパートメントの創業期を経験し、フリマアプリ「メルカリ」の立ち上げにも携わった。

(続きは、「日本流通産業経済新聞」4月11日号で)

〈プロフィール〉
もり・ゆういちろう
 1986年生まれ、岡山県出身。大学卒業後、イベントプロデュース会社ドラムカンにてファッションショー、イベント企画・プロデュースに従事。その後、不動産ベンチャーのソーシャルアパートメント創業期に参画したほか、メルカリの立ち上げを経験。14年2月、カスタムオーダーのビジネスウエアブランド「FABRICTOKYO(旧・LaFabric)」を立ち上げた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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