【日本シャクリー 高杉茂男代表取締役執行役員社長】 <創立50周年を迎える> 初の機能性表示食品が大ヒット(2025年2月27日号)

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 日本シャクリー(本社東京都)は1975年5月に設立してから今年で創立50周年を迎える。「インスタント プロテイン」を主力に栄養補給食品のパイオニアとして業界に貢献してきた。高杉茂男・代表取締役執行役員社長に、50年という長きに渡って事業を継続できた理由と、今年の戦略について聞いた。

■20~30代の育成に奏功

 ─25年3月期の業績について。売上高と利益面はどのような見込みか。
 微減傾向が続いているものの、減収幅はずいぶんと縮小している。スーパーバイザー数は、ほぼ横ばいだ。アクティブのディストリビューター数やメンバー数もほぼ横ばいで推移している。大ベテランのリーダーの引退などで減少していた売り上げを向上させるための取り組みが、21年から20~30代のディストリビューターの育成に奏功してきた。増加に向かうのは、今年か来年になるだろう。一方で利益面についてはとても良い。
 ─今期の施策のうち、新製品をシェアできる施策など活動を後押しするビジネスプログラムとは、どういうものか。
 24年10月に発売した機能性表示食品の「アイ&スリープ」について、リーダーたちがシェアするときに、目や睡眠に特化した製品の訴求ポイントとして、法的な制約をクリアして伝えるためのツールを用意した。そして、第3四半期(10月の発売以降年末まで)の間、「ビジネスビルダー ワークショップ」を全国二十数カ所で30回開催した。当社では、初の機能性表示食品を一般消費者にどう伝えればスポンサリングにつながるか、ということを伝えた。結果、3回も品切れになるほどの大ヒット製品となった。
 例年実施している分かち合いプログラム「Dr.Forrest Shaklee Day」も12月31日まで行った。1スポンサリングごとにサンプルなどのシェアリングキットを提供することで、シェアリングのパフォーマンスを上げた。
 毎年行っている「レッツトーク シャクリー」も4~5月にかけて実施した。これは、新会計年度がスタートするにあたり、リーダーがコミットメントシートを提出した場合に、サンプルキットを提供するキャンペーン。この二つのスポンサリングキャンペーンによって、第1四半期と第3四半期はKPI(重要業績評価指標)上は達成できた。


■事業継続は人材

 ─今年で創業50周年を迎える。これまで事業を継続できた理由は。

(続きは、「日本流通産業新聞 2月27日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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