近鉄百貨店/国内EC売上は67%増/巣ごもりに応えたEC強化

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ECチャネルの売り上げが国内外で伸長

ECチャネルの売り上げが国内外で伸長

 近鉄百貨店は、20年3―11月期(第3四半期)の国内EC売上高が前年同期比約67%増の約15億円となった。越境事業の売上高は約30億円となり、前年同期の約5.5倍に伸長した。ECチャネルの強化がコロナ禍の「巣ごもり需要」に応える形となり、売り上げ向上につながった。
 ECの伸長については、「以前からEC事業は強化に取り組んでいた。コロナ禍になってからはより利便性や商品面の充実を加速させたので、巣ごもり需要などへの対応もしっかりできて、成果が出た」(広報担当)。
 店頭売り上げの減少を越境やECが補ったものの、第3四半期の全社の売上高は同25.8%減の1533億5200万円に落ち込んだ。営業損失は30億5500万円(前年同期は営業利益23億7300万円)となり、赤字に転じた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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