ダスキン 19年4―6月期/家庭訪販は3.5%減に/クレジットカード決済を導入

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ダスキンの19年4―6月期(第1四半期)における訪販グループの売上高は、前年同期比1.6%減の275億700万円だった。家庭訪販事業は、家庭用モップやロボットクリーナーのレンタルが振るわず、3.5%減となった。
 ダストコントロールの家庭向けの事業では、従来の現金取引からクレジット決済への切り替えを促進。また、ウェブ会員サイト「DDuet(ディー・デュエット)」の会員獲得にも注力した。
 しかし、ゴールデンウイーク(大型連休)の影響が大きく、「おそうじベーシック3」、フロアモップ「LaLa」、ハンディモップ「shushu」、「スタイルクリーナー」のセット商品の売上高は前年同期比0.95%減とほぼ横ばいだった。
 商品別では、「床用モップ」が前年同期比5.5%減の26億1100万円、「ハンディモップ」は同5.6%減の9億3900万円と不振だった。
 一方で、役務サービスでは、「エアコンクリーニング」が同4.1%増と好調だったものの、「家庭用空気清浄機」が同12.1%減、「家庭用フィルター」が同6.0%減だった。その他、「サービスマスター」(プロのお掃除サービス)、「メリーメイド」(家事代行サービス)など役務サービスは前年を上回った。
 化粧品や健康食品を販売する「ヘルス&ビューティ(H&B)事業」の売上高は同8.9%減だった。
 他の訪販グループの事業は、ユニフォーム関連事業、ヘルスレント事業(介護用品・福祉用具のレンタルと販売)、レントオール事業、ライフケア事業はそれぞれ増収となった。
 訪販グループの営業利益は、原価率が改善したものの減収に伴う粗利の減少に加え、人件費などの経費が増加し、前年同期に比べ11.6%減の31億6500万円だった。
 連結営業利益は、人件費やシステム関連費用等の経費増加により前年同期から11.6%減の20億4600万円となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ