〈住宅用太陽光を販売〉アルファコーポレーション 15年3月期/9期連続増収へ/売上高27億円の見通し

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 住宅用太陽光発電とオール電化を販売しているアルファコーポレーション(本社神奈川県、加藤友也社長)の15年3月期の売上高は、前期比約10%増の27億円となる見通し。住宅用太陽光発電の売り上げが微増で推移している上、家庭用蓄電池やマンションリノベーションなど新規事業に取り組んだことで売り上げが伸びた。売上高が予想通りに着地すれば設立以来9期連続増収を達成する。営業利益は約7億円となる見通し。

 事業別の売上高は訪販事業が前期並みの約21億円、マンションリノベーション事業が約5億円、産業用太陽光発電の売電収入は約1億円という内訳だ。
 訪販事業の営業手法はドアツードア訪販が中心。営業エリアは主に関東で展開している。
 営業担当者は約40人。チームで活動しており1チームの人数はアポインター3人と契約担当者1人の計4人。
 月間販売件数は70~80件で推移している。販売件数の約7割は太陽光発電のみ、約1割は太陽光発電と蓄電池のセット販売だ。残りはオール電化のみの販売や、オール電化と太陽光発電、蓄電池のセット販売など。
 累計約6500件の既存顧客に対し、年1回のメンテナンス訪問を無料で実施して満足度を高めている。継続的なメンテナンスで顧客との信頼関係を構築した結果、メンテナンス時にリフォームを受注するなど、既存客からの売り上げも伸びているという。
 来期も太陽光発電の訪問販売を軸に事業展開する。「住宅用太陽光発電の普及率を考えれば、まだまだ訪問販売で売れる。蓄電池やHEMSを含めたスマートハウスの提案が鍵になる」(加藤社長)と話している。
 来期の訪販事業の売上高計画は25億円に設定。太陽光発電や蓄電池、HEMS、リフォームなどを取り扱う。新たに水素水生成器や美顔器なども販売する計画だ。水素水生成器の販路はサロンでの直販や卸売りを検討している。
 マンションリノベーション事業は来期以降も年1~2件を手掛ける予定。
 16年3月期の全社売上高は30億~35億円、営業利益で8億円を目指す。

(続きは本紙2月12日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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