一般社団法人全国直販流通協会(事務局東京都、亀岡一郎理事長)は12月4日、愛知県豊橋市役所で一般消費者向けのセミナーに講師として参加した。全国直販流通協会が講演を依頼した、一般社団法人消費者力開発協会の廣重美希・消費生活専門相談員が「悪質商法の被害にあわないために」をテーマに話した。
同イベントは豊橋市文化市民部安全生活課が主催。市民ら約35人が参加した。参加者の多くが高齢者で、半数近くが男性だった。
講演の冒頭で廣重氏が来場者と質問形式で消費者心理の診断を実施。「契約」に関する基本的な知識として、日常的な契約における「権利と義務(債権債務)」を中心に解説した。アフィリエイトやステルスマーケティングといったネット関連に関するトラブルのほか、内職商法や高齢者を狙うシルバーモデル募集の被害、複雑化する劇場型詐欺、東京五輪をかたった詐欺について事例を交えて分かりやすく説明した。
また、クリーング・オフのはがきの出し方や書き方の実習、ゲーム形式の学習など参加者が楽しめる内容だったという。
(続きは本紙12月11日号で)
全国直販流通協会/豊橋市主催のセミナーに参加/消費者力開発協会廣重相談員が講演
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