日本和装ホールディングス/中間期決算、減収減益/今秋、”和”のECを開始(2023年9月28日号)

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 日本和装ホールディングスの23年1―6月期(中間期)における連結業績は、売上高が前年同期比7.6%減の22億900万円、営業利益は同46.6%減の1億2500万円だった。
 当期は23年春のきもの着付け教室の新規申込み数が前年比135%と好調に推移した。一方で、教室の継続率や卒業生を対象とした販売イベント(展示会)の集客は前年と同様の水準だったが、前期に続き消費マインドの回復が見られず減収減益となった。
 初めての試みとして、完全新規受講生を対象とした夏の着付け教室を開始。先着350人に浴衣をプレゼントする特典を用意。浴衣の着付けをカリキュラムに組み込んだこともあって、申込みが順調に増加した。
 8月には帝国ホテル東京で開催する「きものブリリアンツ全国大会」への出場権をかけた「きものブリリアンツ地区大会」を全国18会場で開催。その他にも、5月中旬から6月中旬まで全国16カ所で「縁の会」、6月上旬には東京で日本最大級のきものの祭典として「遊々会」を開催した。「遊々会」は、恵比寿ザ・ガーデンホールで開催し6日間で約700人が来場した。
 今後は、VIP客(優良顧客)を対象としたイベントを計画し、休眠顧客の潜在ニーズを捉えて再活性化を目指す。
 また、今秋をめどに「和の総合サイト」をコンセプトにしたECを開始し、未開拓だった20代から40代の若・中年層をターゲットとして市場や新規顧客を開拓を目指す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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