食用コオロギ関連事業を展開するグリラス(本社徳島県、渡邉崇人社長)は21年12月、これまで飲食店や食品メーカー向けに卸していた、国産フタホシコオロギの食品原料の販売を、自社ECサイトで開始した。発売に合わせ、ブログとインスタグラムを開設した。自社で考案したレシピを掲載していくという。
発売したのは、国産フタホシコオロギの粉末「グリラスパウダー」と、国産フタホシコオロギから抽出した調味料「グリラスエキス」の2種類。原料の販売に伴い、インスタグラムのアカウントとブログを開設し、2種類の原料を使用したレシピを公開するという。
「グリラスパウダー」は煮干しや干しエビのような風味とうま味を持ち、さまざまな料理にアクセントを加えられるという。タンパク質の含有量が約76%と高く、葉酸、亜鉛、鉄分、カルシウムなども豊富に含んでいるという。「グリラスエキス」はカキに似たうま味が特徴。しょう油感覚で使える調味料だという。
グリラス/コオロギ食品の原料発売/ブログでレシピを公開 (2022年1月20日号)
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