【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第156回 きのこ、きのこ加工品専門ECサイト<雲仙きのこ本舗>/「美味養生」のモットーの元、体いやさしい即席麺を展開

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 長崎県最大の農業地帯である雲仙・島原。自然豊かなこの地で創業以来約60年間、「美味養生」=「体によくておいしい食品づくり」をモットーに、きのこ栽培、加工食品製造・販売を行っているのが「雲仙きのこ本舗」だ。この店の看板商品「養々麺」の発売後間もなくして、ネット販売を開始。全国への広がりなどについて、楠田喜熊社長に聞いた。

●商品開発・こだわり
 雲仙きのこ本舗では、自社の種菌を持ち、よりよい種菌の開発を行い、子育てと同じようにきのこ栽培をしている。そのきのこを使った無添加食品開発の実績から、地元の製麺業者と取り組んだのが「養々麺」だ。
 「夏場にしか需要のない島原手延べ素麺を、どうしたら冬場に食べてもらえるのか。しかも、手軽に食べられる体にやさしい即席麺ができないかと考えました。麺は細くても太くても駄目。その加減が難しかったです。そして、麺は当社の工場で1週間かけて特殊加工します。手間暇をかけることで、おいしい麺が完成しました。ネットショップの売れ筋は、『養々麺』をはじめとする即席タイプの麺。各商品すべて、麺、スープ、当社自慢のきのこなどの具材、薬味までこだわり、体によくておいしい食品を提供しています。味とともに、低カロリーで化学調味料を使っていない点が人気の理由と考えています」

●客層・声
 手軽で体にやさしい化学調味料・無添加食品であることから、ほかの即席麺とは違うニーズがあるという。
 「『病中病後で食事制限があっても、養々麺はおいしく食べられます』『妊娠中、入院中、退院後に愛食しました』などの声をいただき、大変うれしく思います。自社通販の電話注文の方は50~70代中心ですが、ネットでの注文は30~40代が中心。リピート率は非常に高く、親御さんが離れて暮らすお子さんに送られたり、お祝い事のお返しで利用されたりも多い。『もらっておいしかったから注文しました』という方も多いです」


(続きは、「日本ネット経済新聞」11月3日号で)

「担々麺」と出来上がりイメージ

「養養麺」と出来上がりイメージ

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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