【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載40 購買意欲とカラーの相関性

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長山衛氏

色が与える心理的影響

 いよいよ年末商戦に差し掛かってきました。
 モール主催のセールイベントから店舗独自のイベントまで何かとにぎやかな時期ですが、消費者の購買意欲をより高める効果的なカラー施策をお伝えします。
 購買意欲を高める色として代表的なのが「赤色」です。これはウェブ業界に限らず多くの業界で周知されており、「注意喚起」という点において環境色彩として多用する色でもあります。
 ECにおいては、バーゲンやセールを知らせるバナーや買い物かごボタンなども赤色がよく使われています。これらは赤色の持つ「購買意欲を高める効果」を利用することで商品の購入を促すためです。しかし、多くの店舗が採用し過ぎた結果、赤色は安っぽい印象を与えてしまいがちです。
 特に買い物慣れしている消費者は、今まで植え付けられたイメージから無意識に赤色を探しますが、販売者は「定価で購入してほしい」が本音でしょう。
 「安いもの」を求める購買スタイルが減少し、「プレミアム消費」の割合が上がってきている今こそ、消費者の購買意欲をさらに刺激し、高級感の表現できる赤色の使い方とはどんなものでしょうか?


購入へのステップはカラーバランスにあり

 赤色の持つ購買意欲を高める効果をさらに引き上げる色は「金色」です。金色は「高級感・クラス感・豊かさ」など存在感が強い特別なイメージを与えるため、安っぽく見られがちな赤色を「品のある豊かな印象」にする効果があります。
 ここで重要なのは「彩度」と「余白」です。例えばバナーに使用する場合、原色に近い赤色を背景に敷き詰めフォントカラーは白色とします。この場合フォントの印象をいくらきれいにしても安っぽさは否めません。しかし、赤色の彩度を下げ茶色に近づけた赤色を使用することで格段に上品さが増します。

(続きは日本ネット経済新聞 11月19日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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