【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載118 コロナ禍のイベントと消費者心理 (2022年1月27日号)

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 コロナ禍も3年目に突入しました。生活環境や仕事環境の大きな変化とともに、これまでの常識や価値観がガラッと変わった人も多いと思います。そんな今、ECの大きな商戦といえる、あるイベントが窮地に立たされています。今回はコロナ禍をきっかけに淘汰されつつある「イベント」と消費者心理の関係をひも解きます。


■無駄の排除で起こった弊害

 コロナ禍をきっかけに、全ての世代で、「要・不要」の意識が変わり、本当に必要な、物や人間関係がクリアになりました。その結果、通販需要に思わぬ弊害も生まれています。
 その代表例が「社内のバレンタイン制度」です。「テレワークの導入をきっかけに廃止した」という声が多く聞かれます。衛生的観点から、手作りや手渡しを控えるため廃止したということもあるでしょう。
 では、なぜイベント自体が廃止されてしまうのでしょうか。その理由の一つとして、「止め時が分からず何となく続けていた」というあいまいな意識が、そもそもあったことが考えられます。
 バレンタインは、日本では女性から男性へチョコレートを贈るイベントとして根付いていました。社内におけるバレンタイン制度は、主に女性社員が、義理チョコを購入し、または手作りし、当日男性社員に手渡しする…と言ったことが定番でした。

(続きは、「日本流通産業新聞」1月27日号で)

〈著者プロフィール〉
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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