【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載98 不測の事態の過ごし方

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■依存が招いた思わぬシワ寄せ

 新型コロナウイルスの感染が猛威を振るう中、深刻なマスク不足が発生し、フリマアプリで、高値で取引される緊急事態となっています。
 今回は不測の事態によるECへの影響について考えます。
 マスク不足の大きな要因として、日本に流通するマスクの8割を占める「中国産マスク」の流通が止まっていることが挙げられます。
 これはマスクに限ったことではなく、中国への生産依存度が高い「使い捨ての安価な商品」「化粧品」「アパレル商品」などは多大な影響を受けています。
 「アパレル商品」は、シーズンごとに新作を提案するものです。人件費や輸送費などあらゆるコスト面を考慮して、生産拠点を中国とする場合が多いです。ただ、中国の工場が稼働できない場合、新作はおろか販売自体のめどが立ちません。
 中国への生産依存度が高まった背景には、「付加価値基準」が関係しています。

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月26日号で)

〈著者プロフィール〉
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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