■「小学生」でも分かる企画書を書かせる
広告代理店から提案される企画書が、効果があるかないかを一瞬で見極める方法があります。
「〇」:小学生でもわかるような”シンプルな企画書”であれば「効果あり(本物)」です。
「×」:一見頭がよさそうだけど”複雑な企画書”であれば「効果なし(偽物)」です。
中身がないからカッコつけて企画やプレゼンを小難しくしているだけなのです。
■汎用的な企画にノウハウがある
広告代理店から提案される企画書が、あなたの会社だけに完全にカスタマイズされたものであれば、ほとんどの場合、効果がありません。一つ一つの広告主に合わせたオリジナルな企画は、「ノウハウ」ではありません。他社の成功事例をもとに構築した、「どの広告主に適用させても成功する汎用的な企画(仕組み)」をノウハウと言うのです。
■感性よりA/Bテストを実施
ネット広告の費用対効果を確実に最大化するには、あなたの感性はもちろん、広告代理店のクリエーティブディレクターの感性すらも、信じてはいけません。売り上げを上げるカギは、感性よりも【A/Bテスト】です。事前に広告予算の約10%を使ってクリエーティブの【A/Bテスト】をして、反応率が一番高かったクリエーティブで、本番のキャンペーンに挑みましょう。
多くの広告主は、このテストの時間や費用を惜しみます。広告主の社長や広告代理店のクリエーティブディレクターの感性でクリエーティブを選定します。それらは失敗のもとです。
(続きは、「日本ネット経済新聞」12月19・26日号で)
〈筆者プロフィール〉
かとう・こういち・レオ氏
西南学院大学経済学部卒、三菱商事に入社。その後、Havas Worldwide Tokyoやアサツーディ・ケイで、一貫してネットビジネスを軸としたダイレクトレスポンスマーケティングに従事。2010年3月に売れるネット広告社設立。75年ブラジル・サンパウロ生まれ、米国・ロサンゼルス育ち。
【売れるネット広告社が明かす 単品通販で売上が最大化する最強の”売れるノウハウ”】第19回 大成功する広告代理店との付き合い方(3)
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