【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第261回 〈干物専門ECサイト「河野乾魚店」〉/のどぐろ人気で認知向上、自社ショップで売上増

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河野睦子氏(左から2番目)、工場長(右から2番目)

河野睦子氏(左から2番目)、工場長(右から2番目)

 島根県で最大の漁獲量を誇る浜田漁港で仕入れた選りすぐりの魚を使い、鮮度にこだわった干物を産地直送・製造販売する「河野乾魚店」。のどぐろ人気やふるさと納税の返礼品などで認知度を上げ、自社ショップだけで売り上げを伸ばしている。干物へのこだわり、ニーズに応える商品、ネットショップの状況などについて、運営者の河野睦子氏に聞いた。

◆こだわり・特徴

 浜田漁港で競り落とした魚を1匹ずつ手で選別することや、魚の状態に合わせた干し時間の調節など手間ひまかけた作業によって、こだわりの干物が出来上がる。
 「鮮度が良くおいしい魚を使った干物作りが基本であり、おいしいと判断したものしか販売しません。大量生産ではなく、丁寧に製造することを心掛け、干し上がったらすぐに冷凍して酸化を防いでいます。消費者の方に直販しているので、ご希望・ご意見などをすぐに取り入れて製造できるのが強みです」
 山陰浜田港を代表する魚を中心に、おすすめ品のセットなどが人気だという。
 「浜田市がブランド化している『どんちっち三魚』(のどぐろ、カレイ、アジ)のセットが通年で人気があり、最近は穴子の干物も注目されています。近年、気温や海水温の変化などで魚の水揚げ時期が定まらなくなってきており、毎年この時期にこのセット、というのが難しくなっています。そこで当店では『わがままセット』という商品を作り、予算とご要望を聞きながら、その時々のおすすめを詰め合わせています」


◆客層・声

 客層は、関東・関西・中国地方に住む30~40代が中心。ギフト利用が多いことから、メッセージカードや選べる風呂敷包装なども行っている。
 「一日の発送数では父の日ギフトが一番多いですが、(お中元・お歳暮除く)年間のギフト数では出産の内祝いも多いです。

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月18日号で)

〈運営会社概要〉
【運営】河野乾魚店
【開設時期】2004年9月
【スタッフ数】4人
【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】shopserve
【配送委託先】ヤマト運輸

「干物ギフトセット華」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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