【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載87 雨を楽しむ梅雨施策

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 桜も開花し、いよいよ春本番となりました。桜前線と同様に毎年日本を北上するのが、「梅雨前線」。長雨が続くため少々憂鬱な時期とも言えますが、在宅率がアップする梅雨時はECの商機です。今回は梅雨時の消費者の過ごし方と購買行動をひも解きます。


■現代的な過ごし方

 沖縄や奄美地方はGW開けの5月中旬頃から「梅雨入り」です。関東甲信越は6月初旬頃からとなり、約1カ月間は雨の日が続きます。
 そのため、旅行や遠方への外出は極力避け、室内で過ごす消費者が多くなります。現代の梅雨の過ごし方にはたくさんの選択肢があります。
 例えば、雨の日の人気スポットといえば「映画館」ですが、同じことを考えている消費者が多く、混雑が予想されます。
 そこで、自宅で映画を鑑賞することを考えた場合、いくつかの選択肢が浮かびます。
 一つは、レンタルショップでDVDなどを「借りる」こと。もう一つは、気に入った映画のDVDなどを「購入」することです。
 外は雨。「外出せずに今すぐDVDが観たい」というような消費者に対し、最もニーズにかなったものが「有料動画配信サービス」を介して映画を観るという選択肢でしょう。
 もちろん、梅雨時に外出する場合もありますが、極力雨に濡れない駅直結の商業施設やアーケードのあるアウトレットモールなどがにぎわいを見せます。
 ここで重要なのは「雨を楽しむ」という感覚です。
 コストや時間など、何を重視するかによっても選択に差が生じます。室内で有意義に過ごすことが梅雨の醍醐味ともいえるでしょう。
 
(続きは、「日本ネット経済新聞」4月11日号で)

〈著者プロフィール〉
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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