【注目のスタートアップ企業】 〈タイガーリリートーキョー〉/D2Cで顧客関係築く

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Baby Lilyの商品

Baby Lilyの商品

 ECで下着のセレクトショップを運営するリリートレーディング(本社東京都、九冨里絵社長)は、インターネットで顧客と直接つながることでECサービスを提供するD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)によって、商品を提供している。D2Cの手法を用いることで、顧客と近い関係を築く。17年1月に会社を設立した。
 ECサイト「Tiger Lily Tokyo(タイガーリリートーキョー)」は、欧州や米国から買い付けた約15ブランドのインポートランジェリーを販売している。顧客は20代後半の女性が中心。都内在住の顧客が90%以上を占めている。
 取り扱うブラジャーの単価は1万3000円ほど。1回の利用で10万円以上購入する顧客もいるという。「メーカーが作る画一的な商品だけを選ぶのではなく、さまざまな商品を提供したい。ハイブランドな下着は日本であまり流通しておらず、業界を変えていきたい」(九冨社長)と言う。
 今年6月にはパジャマなどのオリジナルブランド「Baby Lily(ベイビーリリー)」を立ち上げた。イタリア製の生地を使用し、日本で縫製を行っている。着心地の良さを追求した。
 D2Cのため、卸会社へ手数料を支払う必要がなく、質の良い商品を直接顧客に届けることが可能。一度購入した顧客に向け直筆の手紙を送るなど、顧客との関係を重視している。


〈データ〉
■販売チャネル「自社サイト」■導入システム「BASE(カート)」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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