【加藤公一レオが明かす ネット通販で売上が最大化する最強の”売れるノウハウ”】第10回 必ず読んでもらえるフォローメール「三つのテクニック」

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 今回は必ず読んでもらえるフォローメールを書く「三つのテクニック」をご紹介します。


■送信者名は「個人名」に

 どのフォローメールを開封するかについて、お客さまは直感的に判断しています。そこで第一関門となるのが「送信者名」です。お客さまはまず「送信者名」を確認した段階で、自分と関係のある人や会社からなのか、無関係な宣伝なのかを判断します。
 ほとんどの通販会社は、送信者名を「株式会社○○」や「○○オンラインショップ」など、会社名やショップ名にしています。当社のA/Bテストによると、お客さまは、送信者名が会社名になっているフォローメールを、深く考えずに「ただの広告」という認識をしてしまいます。すなわち、開封されずに即ゴミ箱行きです。
 ただし、フォローメールの向こう側に人間っぽさを感じたとき、「何も確認せずに破棄する」ことはしなくなります。
 オススメしたいのが、「送信者名」に「個人名」を入れることです。「個人名」を入れることにより、お客さまはそのフォローメールを無視できなくなり、開封率が劇的に上がります。


■件名は「業務連絡風」に

 「送信者名」と同様、「件名」についても、無視されないための戦略が大切です。多くの通販会社は、件名を目立たせようとしすぎです。どうにかして開封してもらおうと、件名にいきなりセールや特典などのキャンペーン情報を入れたり、絵文字で飾ったりして、とにかくインパクト重視で目立たせようと必死です。
 しかし、キャンペーン情報や絵文字を入れた件名を見たお客さまは、目についた瞬間に「売り込み広告」だと認識します。メールは即ゴミ箱行きです。
 フォローメールの開封率を上げる件名とは、ズバリ「業務連絡風」の件名です。
 お客さまが広告とは認識しないような、まるで友人や取引先から来るメールのような件名にすれば、「重要な連絡が来ているかもしれない」と思い、中身を読まざるを得なくなり、結果としてメールの開封率が劇的に上がります!


■第一印象が魅力的に

 「送信者名」や「件名」を改善して開封率を上げたとしても、肝心なフォローメールの中身を読んでもらわなければ意味がありません。
 本文は「第一印象」がとても重要です。友人や取引先から来る普通のメールと同様、愛を持って読者一人一人に語りかけるような、「第一印象」のフォローメールでにすべきです。「送信者名」や「件名」と同様、人間性を演出した普通っぽい外見・性格のフォローメールであれば、友人や取引先から来る普通のメールだと認識し、必ず読んでもらうことができます。
 最高のフォローメールはお客さまから返信が来るフォローメールです。その人宛だけに送られた”風”のリアルなフォローメールを作ると、お客さまは本当に自分だけに送られたと思い返信してしまいます。それが究極のフォローメール原稿です。

 必ず読んでもらえるフォローメールを書く「三つのテクニック」を今すぐに実行してください!


〈筆者プロフィール〉
かとう・こういち・レオ氏
 西南学院大学経済学部卒、三菱商事に入社。その後、Havas Worldwide Tokyoやアサツーディ・ケイで、一貫してネットビジネスを軸としたダイレクトレスポンスマーケティングに従事。2010年3月に売れるネット広告社設立。75年ブラジル・サンパウロ生まれ、米国・ロサンゼルス育ち。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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