【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載75 愛される商品名

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 消費者に商品を知ってもらう上で欠かせないのが商品名です。しかし、販売者が考えた商品名は、どこか主観的であったり、好みや感覚で決められている場合が多いです。
 消費者に興味を持ってもらえるような商品名とはどのようなものなのか、ひもといていきます。


■直感的に魅力アピール

 例えば大型ショッピングサイトで、女性をターゲットに販売することを想定してみましょう。自社と同様の商品を販売する競合店舗がひしめく中で、消費者は、たくさんの商品の中からより良い商品を購入したいと願い、目を凝らします。
 特に女性は、男性よりも「感覚」を大切にして買い物をする傾向があります。
 商品選定をする上で、魅力の一つとして捉えるのが商品名なのです。
 そのため、商品名から、商品の全体像が今一つ把握しにくいようだと、商品の魅力が伝わらず、スルーされてしまいます。ただ、商品をよく知っている販売者は、消費者に伝えたいことがたくさんあることが多く、簡潔で直感的な商品名を考えるのがかえって難しいものなのです。
 女性に刺さりやすいネーミングとはどのようなものなのでしょうか? 例えばミルク味のアイスクリームを販売するとしましょう。
 ここで重要なのは、自社の商品と、競合店舗の商品との「相違点」を洗い出すことです。
 自社の商品特性が、「国内に数頭しかいない希少な乳牛の新鮮なミルクを使用している」である場合、これらを訴求できる商品名にすることで、競合店舗との違いが明確になり、商品の全体像をイメージしてもらいやすくなるのです。


■コツは検索にあり

 先ほどの商品特性を基に、商品名につながるキーワードを考えてみましょう。

(続きは、「日本ネット経済真分」5月17日号で)


〈著者プロフィール〉
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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