【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第205回 〈白石温麺専門ECサイト「きちみ製麺」〉/コラボ展開で幅広い層への認知度向上図る

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木村敦氏

木村敦氏

 宮城県白石市で、約400年にわたり受け継がれてきた「白石温麺(うーめん)」。「つりがね印」の白石温麺を製造・販売する「きちみ製麺」では、定番商品に加え、話題性のあるキャラクターとのコラボ商品にも力を入れ、地元の名産品の認知度向上に取り組んでいる。商品開発、顧客の反応などについて、ネットショップ店長の木村敦氏に聞いた。

◆特徴・商品開発

 工場出荷総額の90%以上を白石温麺が占めるきちみ製麺は、地元で最も白石温麺を製造している専門メーカー。そのブランド力とこだわりの麺で、支持を集めている。
 「『つりがね印』の商標は、当社の吉見家先祖が白石城主片倉小十郎公の家臣を代々務めたことから、片倉家の旗印『黒つりがね』の使用をお許しいただきました。その味や名声が『天下に鳴り響くように』という思いが込められています。当社ではおいしい麺を提供するために、主原料の小麦粉を徹底的に厳選しています」
 定番商品の人気は安定しているが、全体の出荷量は減少傾向にあるという。現状打破のために、新商品開発に力を入れている。
 「商品開発においては、話題性と、コラボ商品では共同製作する媒体の的確なチョイスを心掛けています。『リラックマ』とのコラボは、白石温麺の短さ(9センチメートル)とかわいらしさがマッチするという自信がありました。また、仙台で人気の『仙台弁こけし』、萌えキャラ『東北ずん子』、伝統工芸品『弥治郎こけし』とのコラボ商品も、幅広い層への認知度向上につながっていると思います」


(続きは、「日本ネット経済新聞」3月29日号で)

人気キャラとのコラボ商品「うーめん・リラックマパッケージ」

白石の工芸品を巻紙デザインにした「弥次郎こけし×白石温麺」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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