【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第192回 タオル専門ECサイト<泉州タオル館>/独特製法の泉州タオルを発信。産地振興を目指す

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樫井学氏

樫井学氏

 日本タオル発祥の地である大阪・泉州地域。産地誕生130周年を今年迎えたのを機に、大阪タオル工業組合ではさまざまな記念事業を行い、「泉州タオル」のブランドアピールに取り組んでいる。泉州の職人がこだわり抜いたタオルの特徴、ネットショップの売れ行き、宣伝活動などについて、サイト運営を行う樫井学氏に聞いた。

●特徴・歴史
 泉州タオルの大きな特徴は、「後晒(あとさらし)製法」と呼ばれる独特の製法。これによって、吸水性に優れたタオルが生まれる。
 「〝さらし〟とは、糸についた不純物を取り除き、白くする工程のこと。タオルが織り上がった後に〝さらし〟を行ったタオルは、吸水性がよく、おろしたてのタオルをそのまま清潔にお使いいただけます。日本で初めてタオルを製造した里井圓治郎氏は、佐野村(現泉佐野市)で白木綿を製造しており、日本手ぬぐいをもとにタオルを開発。日本独自の風呂文化から生まれた浴用タオルサイズ(約34×85cm)のものでした。そこから発展した泉州タオルは普段使いのタオルであり、厚すぎず、乾きやすいのが特徴です。現在、泉州タオルの歴史を支えてきた各メーカーの職人たちが、それぞれのこだわりを持って開発した商品を『泉州こだわりタオル』として市場に発信しています。泉州タオル産地の振興にと考え、毎年違ったテーマを設けて50~60種類の新作を発表・販売しています」

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月9日号で)

泉州特産「水なす」が原料の染料で染めた「雫」

ふんわり優しく包まれるような「カバーヤーン」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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