《新連載》【加藤公一レオが明かす、ネット通販で売上が最大化する〝最強の売れるノウハウ〟】第1回: クリック率の高い広告原稿を作るには?

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加藤公一レオ氏

加藤公一レオ氏

 読者の皆さん、はじめまして。売れるネット広告社代表取締役の加藤公一レオです。本連載では、通販会社の責任者・担当者の皆さまが、明日からすぐに実践できる〝最強の売れるノウハウ〟を提供していきます! 栄えある第1回目は、「クリック率の高い広告原稿」についてお伝えします!

■広告のクリック率はわずか0.1%程度

 ネットの大普及に伴い、ネット広告のリーチは毎年拡大しています。一方で、クリック率については実は大幅に低下しています。最近のネット広告(純広告)の平均クリック率は数字にして0.1%前後であると言われています。つまり、1000人中1人程度しかクリックをしないという、非常に低い数字です。クリック率が低いのは、ネットユーザーが能動的に「情報」を求めているからです。厄介なことに、ネットユーザーは広告を自然と無視する習慣も身に付けています。よって、本能的に広告を目に入れないのです。このことを認識せずに広告を打ったとしても、誰もクリックをしてくれません。ただし、ネットユーザーのことを理解した上で戦略的な広告原稿をプランニングすれば、クリック率を劇的にアップさせることができます。0.1%しかないクリック率を2倍の0.2%に、4倍の0.4%にすることは、実はそんなに難しいことではないのです。クリック率をアップさせる鍵は、広告の【A/Bテスト】の結果にはっきり表れています!

■特定のターゲットを狙う

 ネット広告においてクリック率に一番影響を与えるのは、「キャッチコピー」です。ネットユーザーを一瞬で広告に注目させ、サイトに引き込んでいくためには、惹きつけるキャッチコピーが必要です。画像で例示する広告の「A/Bテスト」の例をご覧下さい。このケースでは、Bの方が良い結果を出しました。
 なぜなら、能動的に「情報」を求めているネットユーザーに対して、「○○の方へ」という「特定のターゲットのみを狙ったキャッチコピー」を配信しているからです。「まるで自分のことを言われているような錯覚」に陥らせることができれば、ユーザーの関心を引くことが可能になります。結果として、クリック率がAと比較して2.1~2.8倍も良いという好成績につながったのです。
 つまり関心のあるネットユーザーだけをサイトに誘導すれば良いのです。キャッチコピーを用意するだけで、劇的にクリック率は上がります。さらに、このキャッチコピーの特徴は、コンバージョン率も同時に劇的に上げることができます。なぜなら、キャッチコピーで具体的にターゲットを絞り込んでいるため、クリックした人が商品を申し込む率も高くなるからです。このように、「特定のターゲットのみを狙ったキャッチコピー」にするだけで、クリック率もコンバージョン率も上がります。これは、まさに一石二鳥の〝最強の売れるノウハウ〟なのです。

【著者プロフィール】
かとう・こういち・れお氏
 西南学院大学経済学部卒、三菱商事に入社。その後、Havas Worldwide Tokyoやアサツーディ・ケイで、一貫してネットビジネスを軸としたダイレクトレスポンスマーケティングに従事。75年ブラジル・サンパウロ生まれ、米国・ロサンゼルス育ち。

画像で例示する広告の「A/Bテスト」の例

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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