【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第172回 うに加工品専門ECサイト<天草海食まるけん>/「うにコロッケ」の強み生かした独自のネット展開目指す

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野崎公誌社長

野崎公誌社長

 熊本県熊本市で長年にわたり、「天草のうに」「天草の味」にこだわった食品を提供している「天草海食まるけん」。発案から20年以上という店の看板メニュー「うにコロッケ」は、物産展、飲食店、そしてネットショップと販路を拡大し、熊本の新名物として認知度を上げている。商品への思い、全国への広がりなどについて、野崎公誌社長に聞いた。


●商品の特徴・こだわり
 もともとは、天草で獲れるウニや高級魚介類を熊本市内の寿司店や料亭に卸していたという天草海食まるけん。その時代からこだわってきたウニへの思いあふれる商品が、この店の特徴だ。
 「お客さまへの直接販売に業態を変え、加工品開発を開始。嗜好品であるウニは、高価でターゲット層が狭い食べ物なことから、生ウニだけにとどまらず加工して食べやすく低価格にすることで、多くのお客さまからの支持を得られるようになりました。『うにコロッケ』は飲食店のメニューのひとつとして提供していましたが、各地の物産展で販売もしていました。物産展の出店を続ける中、『うにコロッケ』の実演販売を始めたことが、全国的に注目されるきっかけになったと思います。ウニはもちろん、専用の畑で収穫したジャガイモ、隠し味のタマネギとベーコンもおいしさのポイントです。また、ウニの新しい魅力を発見できる『うにクリームチーズ』も自慢の商品です」

●広がり・売れ行き
 「うにコロッケ」の人気に火が付いたのは、販路拡大とともにメディアや口コミで取り上げられるようになったことが大きいという。
 「各地の物産展の新聞折り込みチラシに大きく取り上げられたことが宣伝になりました。6年前に完成した熊本城の入口にある観光施設『城彩苑』に出店し、毎日実演できるようになり、取材を受けることが増えました。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月18日号で)

濃厚なウニが絶妙な「うにコロッケオリジナル」

そのまま食べても、料理に加えてもおいしい「うにクリームチーズ」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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