〈PB商品で顧客獲得へ〉アスクル 吉岡晃取締役兼BtoCカンパニーCOO/ロハコ中間売上は89億円

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アスクル 吉岡 晃 取締役

 アスクルが運営する一般消費者向けEC「LOHACO(ロハコ)」の14年6―11月期(中間期)売上高は、前年同期比108・1%増の89億1100万円だった。食品や日用品など消耗品を取り扱うECとして、プライベートブランド(PB=自社企画)商品やメーカーとの先行販売企画で顧客を獲得。サイト利用者数は11月末時点で150万人を突破した。今期(15年5月期)の通期売上高は、前期比81・8%増の220億円を見込む。ロハコ事業を統括する吉岡晃取締役兼BtoCカンパニーCOOに、増収の背景や今後の重点施策を聞いた。

BtoBのノウハウ活用

 ─中間期の増収に寄与した施策は。
 一つの取り組みが突出して増収に寄与したのではないと考えています。12年のサイト開設から、品目数の拡大や価格設定といった商品に関する施策のほか、サイトデザイン、物流サービスの改善など、バックヤードに関する施策を地道に積み重ねてきたことの結果という認識です。
 サイトの認知を高めるためのSEOやネット広告も含め、ECにおける基本的な取り組みは、今後も充実していきたいと考えています。
 ─商品の販促で力を入れたことは。
 取扱品目の拡大とともに、メーカーとの協力体制も販促に寄与したと考えています。「ロハコモール」に出店しているメーカーと協力し、試供品のプレゼントや先行販売を行っています。
 ネット限定商品や法人向け通販で開発したPB商品など、サイト全体で独自の品ぞろえを拡充する方針です。
 「ロハコモール」は14年11月末時点で35店舗が出店しました。14年8月末にはビールを取り扱う専門ページを立ち上げています。顧客からの反響もよく、14年9~12月の約3カ月間でビールの専門ページ内に約1660件のレビューが寄せられています。
 ─バックヤードの整備はどのように進めていますか。
 法人向け事務用品の通販で培ったノウハウを活用しています。倉庫施設は法人向け通販事業と共用し、14年の年明けから都内の一部地域で自社配送も試験的に行っています。
 自社配送などの物流面は、子会社のBizex(ビゼックス)が手掛けています。配送頻度の高い顧客へ自社配送を組み込むことで、コスト削減や配達速度を速める効果を見込んでいます。
 現在、商品配送に利用しているヤマト運輸とも連携を強化しており、物流サービス改善の一環としてクレームの共有も定期的に行っています。

(続きは本紙1月22日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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