EC事業者の売り上げ拡大を支援するサービスの中でも、「転換率向上サービス」の注目度が高まっている。レコメンドエンジンやLPO(ランディングページ最適化)、EFO(エントリーフォーム最適化)が定番化し、ユーザーの行動に合わせてサイト上にコンテンツを表示できる「ウェブ接客サービス」が普及の兆しを見せている。サービス同士の連携も進み、転換率を効果的に高める施策は多様化している。ECのウェブメディア「eccLab」と共同で、EC事業者が活用できる主要な転換率向上サービスをまとめた。
転換率向上のための代表的なサービスとしては、ユーザーの商品閲覧履歴などからお薦め商品を表示できる「レコメンドエンジン」が挙げられる。アマゾンをはじめとした大手ECサイトが採用していたことで一気に普及した。
ECサイト内に高度な検索機能を導入できる「サイト内検索システム」や、ユーザーの流入経路などに応じてランディングページを最適化できる「LPOツール」、購入時の情報入力をサポートする「EFOツール」などを導入するECサイトも増えている。
注目度が高まっている「ウェブ接客サービス」の中には、サイト上で顧客とチャットでコミュニケーションを図れるシステムや、サイト内での行動パターンに応じてクーポン情報やキャンペーン情報などを自動的に表示できるシステムなどがある。
人工知能(Ai)を搭載したウェブ接客サービスも登場している。
ウェブ接客サービスは今後も進化がとまらないだろう。
【EC支援サービスマップシリーズ 「転換率向上」】
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