【〈2020〉注目EC支援サービス 〈メール配信支援〉】 ユミルリンク〈メール配信「キューノートFC」〉/既存客フォローにメール活用/新機能が業務効率改善に貢献

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 阪急阪神東宝グループで、メール配信システム「Cuenote(キューノート) FC」を提供する、ユミルリンク(本社東京都、清水亘社長、(電)03―6820―0515)は、20年1―6月期(中間期)におけるメール配信事業の売上高が前年同期比16%増になるなど好調だ。新型コロナウイルスの影響で、導入に対する問い合わせ件数が前年同月比で70%増加しており、メールマーケティングに対するニーズが高まっている。
 新型コロナにより、新規顧客獲得が難しくなっている中、既存顧客の掘り起こしや継続利用にメールマーケティングを積極活用する動きが出ているという。
 今年1月に提供を開始した、メールコンテンツを自動で振り分ける「シナリオ配信機能」も好評だ。この機能は、メール受信者の行動(メールの開封、クリック、コンバージョン)に応じたメールコンテンツの配信を自動化するもの。シナリオメール配信にかかる煩雑な工程も自動で行う。運用効率を改善し、受信者とのエンゲージメントをより高め、メールマーケティングの効果向上を図ることができる。「メール配信の専任の担当者がいないEC事業者からもニーズが高い」(同社)と話す。
 一斉配信だけでなく、顧客属性のセグメントに応じたメール配信も可能。メール受信者の行動以外のユーザー抽出条件も細かく指定でき、居住地、年齢層、興味・関心など任意の項目による対象者設定などもできる。
 「キューノートFC」は、ECを含め1700契約の導入実績を持つ。大量のメールを高速で確実に配信できる点が強みだ。メールの効果測定や会員管理、システム連携用のAPIなども提供する。その他、HTMLメール作成機能「HTMLエディター」や、分析ツール、かご落ちをメールで知らせるリマインド機能を付加した「カートリマインド」など、ネットショップが必要とする、メール配信に関わるさまざまな機能を全てそろえている。
 導入金額はユニークアドレス数2000件の場合、月額5000円で、配信通数は無制限に利用できる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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