楽天が地域活性をテーマにした取り組みを強化している。全国各地の支社を拡大させ、地域に根付いた出店者向けの勉強会を行っている。ほかにも、自治体向けの勉強会も頻繁に開催。ECで地域の事業者の売り上げを拡大させ、経済の発展につなげたい考えだ。
楽天は今年に入り、千葉支社と金沢支社を相次いで開設した。現在、全国の支社数は17社に達している。各支社が主体となって勉強会を開催し、毎回多くの出店者が参加しているという。
千葉支社は3月12日に県内の出店者を集めた勉強会を開催し、約100店舗が参加した。
支社に常駐する「楽天市場」の担当社員が検索順位の向上やリピーターを増加させるノウハウを提供した。
このほか、「千葉をエンパワーメントしていくために自分達ができることは何か」をテーマに、県内の人気店舗と高橋理人常務執行役員によるパネルディスカッションも行った。
楽天は地方自治体に対しても、EC支援の勉強会を年に数回のペースで開催している。楽天市場によるEC支援に限らず、楽天トラベルによる観光客誘致、高校生向けの楽天IT学校などを実施。地域活性を総合的に支援するこうした包括連携協定は18の自治体に広がっている。
楽天/地域活性の取り組み強化/支社拡大、地域に根付く勉強会など
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