楽天は1月13日、楽天市場の優れた店舗を表彰する「ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)2014」の受賞店舗を発表した(4~15面に関連記事)。これまでのSOY総合ベスト3を見ると、07年以前は販売手法に趣向を凝らした「ファッション系」「趣味系」の店舗がランクインしていた。ただ、09年以降は品ぞろえや価格競争力に優れた「日用品系」「家電系」の店舗がベスト3を占めており、上位店舗の大型化が進んでいることが分かった。
大阪府が最多入賞
SOYは「顧客からの得票数」「売り上げ」「注文件数」「売り上げの伸長率」「顧客対応」などの項目を楽天が独自に評価し、楽天店舗を表彰する企画。4万店以上の中からジャンルを問わず順位を決める「総合賞」ではベスト10のみが表彰されるが、表彰式会場ではベスト100に入った店舗名が公開された。
ベスト100の店舗データを見ると、店舗ジャンルでは「医薬品・コンタクト・介護」が9店舗と最も多かった。9店舗中7店舗はコンタクトレンズをメーンに扱っている。高単価でリピート購入しやすいコンタクトレンズが楽天内の有力商材であることがわかった。
店舗所在地を地域別でみると、「関東」が36店舗と最も多く、「近畿」が32店舗と続いた。ただ、都道府県別では、「東京都」の20店舗を超え、「大阪府」が21店舗と最も多かった。21店舗中7店舗はアパレルやファッション雑貨を扱っていた。
(続きは本紙1月22日号で)
〈楽天SOY データで見る傾向と対策〉上位店舗の大型化進む/「日用品」「家電」店舗がベスト3常連に
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