【ライフバンテージジャパン 塩川英一社長】新リーダー加入で活性化

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 ライフバンテージジャパン(本社東京都)の19年6月期業績は、前期比1.8%減の45億3000万円だった。アクティブ会員数は本紙推定で3万4500人。売上高は微減となったものの、新しいリーダーが加入して、グループの活性化につながっているという。20年6月期は、主力のサプリメント「プロタンディム NRF2(ナーフツー)」のリニューアルに向けて準備を進めていく予定だ。塩川英一社長に今期の戦略について聞いた。

■19年6月期売上高は微減

 ─19年6月期の業績について。
 売上高は前期比1.8%減の45億3000万円。18年10月、米国本社の方針で、カスタマー(愛用者)への特典だった「ロイヤリティプログラム」を終了したことが若干影響したのか、新規カスタマー数が減少した。ただ、上半期の売上高は微減となったが、下半期は増収となったため、今後の成長に期待が持てる。下半期の好調要因は、新しいリーダーが加入してグループが活性化していること、新製品のヘアケア3品セット「トゥルーサイエンス ヘアケアシステム」を今年5月に投入して好評だったことが挙げられる。
 ─新規会員数の推移は。
 前述の通り新規カスタマー数は減少したが、新規ディストリビューター数は同1.7%増加した。ディストリビューターの平均購入単価も上がっている。定期注文率も上昇しており、売上高に占める定期注文の割合は75%である。
 ─平均購入単価と定期注文率が上がった要因とは何か。
 主力のサプリメント「プロタンディム NRF2」に加え、17年1月に投入した「プロタンディム NRF1(ナーフワン)」をコンビネーションで提案する戦略が浸透したため、平均購入単価が上がった。定期注文率の上昇は、製品の価格体系を18年12月に変更。定期注文価格を約3%値下げし、スポット注文価格を約3.2%値上げしたことが要因だ。継続的に製品を愛用する会員へのメリットをより明確にするため、変更した。


■日本人向けに粒を小さく

 ─20年6月期はどのような施策を展開するか。
 売上高の約5割を占める「NRF2」を、もっと飲みやすくリニューアルする。会員の声を聞いたところ、9割のリーダーから「1粒の大きさを小さくしてほしい」との要望が挙がったため、粒サイズを小さくする改良を、日本限定で実施予定だ。できる限り20年夏には実現したい。米国本社の承認が得られれば、日本での製造も視野に入れている。「NRF2」リニューアルに合わせて、メンバーの皆さんがもっと活動しやすくなるよう、報酬プランも一部改定したい。
 ─その他の製品戦略について。

(続きは、「日本流通産業新聞」9月19日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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