【クラダシ 河村晃平代表取締役社長CEO】 <新社長に聞く> /時価総額500億円、1000億円目指す(2024年8月22日号)

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 ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi(クラダシ)」を運営するクラダシは7月1日付で、社長交代の人事を実施した。河村晃平取締役執行役員CEOが代表取締役社長CEOに就任した。関藤竜也社長は代表取締役会長に就任した。河村社長は「社内カンパニー制を導入し、今まで以上に意思決定と業務執行の迅速化を図る。5年後、10年後には時価総額500億円、1000億円と、日本・世界を代表するソーシャルカンパニーになることを目指していく」と話す。河村社長に就任の経緯や社内カンパニー制、これからの展望などについて聞いた。

 ─7月1日付で代表取締役社長CEOに就任した経緯は。
 私は19年6月にクラダシに入社したのだが、もともと入社したときから、創業者で社長を務めていた関藤から「いつかどこかで河村に社長を務めてもらいたい」と言っていただいていた。
 22年7月には、執行役員制度を導入した。それ以降、経営の意思決定のスピード向上、ガバナンスの強化に取り組んできた。今回、さらにクラダシを成長させるべく、創業社長による経営から、次世代に経営を継承していく必要があると考え、経営体制の変更を決定した。
 ─関藤竜也社長は代表取締役会長に就任した。今後の関藤会長の立ち位置は。
 変わらずクラダシに関わっていただく。関藤は創業者のため、関藤の事業への思いやDNAは大変熱いものがあり、それを従業員に発信していく。
 これまでも関藤が社長のときから、定例会などでクラダシのビジョンなどを伝えていたが、今後は頻度は少なくなるかもしれないが、引き続きそのような場で情報の発信を行っていただく予定だ。関藤からは「私は河村の最大の支援者になる」と言っていただき、きちんとクラダシを大きくしていかなければいけないと強く感じている。


■社内カンパニー制を導入

 ─今回、河村氏が社長CEOになって、社内カンパニー制を取り入れたと思う。詳細について伺いたい。
 商社ではよく取り入れられている制度だと思う。社内カンパニー制とは、企業内において事業部門を一つの会社のように位置付けて独立採算制で運営する制度のこと。

(続きは、「日本流通産業新聞」8月22日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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