太陽光発電や蓄電池などを販売するサンエー(本社神奈川県、庵崎栄社長)はこのほど、法人営業の強化に乗り出した。94年の創業時からエアコンなどの空調機器を法人向けに販売してきたが、今年7月、オフィス向けのLED照明を投入した。
09年から販売している太陽光発電は、売電価格の引き下げなど社会情勢の変化を受けて収益が鈍化していた。家庭用太陽光発電の販売は継続。法人営業の強化により16年4月期の売上高は前期比53%増の20億円を見込んでいる。
LED照明は同社オリジナルの「エススリム」シリーズ。今年1月、韓国企業とODM生産の契約を交した。
営業方法は現在主力のテレアポを継続する。当面は取り引き先企業が多い神奈川県内で法人を開拓してから、首都圏で事業を拡大する計画だ。今後はLED照明の商社として展開することも視野に入れており、法人向けの商材をさらに拡充する。
LED照明は太陽光発電や空調など省エネ商材を取り扱う環境事業部で販売する。20人のうち、5人をLEDの営業担当に配置転換した。
7月中に神奈川県内にある信用金庫で取り付けており、オフィス内がスタイリッシュに変化したと好評を得ているという。
(続きは「日本流通産業新聞」8月27日号で)
サンエー/LED照明の販売開始/法人営業の強化に乗り出す
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