〈JADMA調査〉 通販市場6兆1500万円/14年度、前年度比4.9%増

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公益社団法人日本通信販売協会(JADMA、事務局東京都、佐々木迅会長)は8月26日、2014年度の通販市場は前年度比4・9%増の6兆1500億円だったと発表した。金額ベースでは前年度比2900億円の増加となる。市場の増加要因として、インターネットのプラットフォーム系企業がけん引役となっているほか、店舗系通販の成長を挙げている。
 JADMA調査による通販市場の売上高は、正会員(調査時点で481社)を対象とした売り上げ調査に、各種調査から推計できる有力非会員165社の売上高を加えて推計した。調査期間は15年6月18日~8月21日。JADMA会員企業の合計売上高は3兆5300億円で、前年度比2・3%増だった。
 通販市場の成長要因としてJADMAでは、楽天やアマゾン、スタートトゥデイなど、プラットフォーム系の企業がけん引役になっていると指摘。さらに、店舗系のネット通販の伸びや新商品、サービスのネット通販の参入による裾野の拡大ほか、中小企業のネット通販への参入および成長による裾野の拡大が影響したとしている。
 JADMAによる通販市場の調査では、マイナス成長となった98年度以来、16年連続して増加を継続。直近10年間の平均成長率は7・3%となっている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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