ポーラ/サロンバスの外装を刷新/「B.A」リニューアルに伴い

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外装は8月21日にリニューアル発表する「ビーエー」をイメージしている(写真上)、大型バスの車内を高級ブティック風に改装した。

外装は8月21日にリニューアル発表する「ビーエー」をイメージしている(写真上)、大型バスの車内を高級ブティック風に改装した。

ポーラは8月4日、車内を高級ブティック風に改装した大型バス「ムービングサロン」の2号車の外装を刷新した。デザインのモチーフになっている高級基礎化粧品シリーズ「BA(ビーエー)」のリニューアルに伴う変更。移動販売で全国を巡回しながら、「ビーエー」の認知度向上を図る。
 「ムービングサロン」は11年10月に導入した。全長12メートル、幅2・5メートルの大型バスを改装し、車内に革製ソファー、試着室、商談スペースなどを備えている。取扱商品はアパレルや宝飾品など約500品目。化粧品は販売していない。
 外観のデザインは1号車が「アペックス」、2号車は「ビーエー」をイメージした。2台で年間約300日稼働し、来場者は約1万6000人。
 全国13万人以上のポーラレディと連携し、顧客の好みを聞き取った上でバスに積む商品を選ぶなど、訪問販売の強みを生かした販売手法を取り入れているのが特徴だ。
 「ムービングサロン」では洋服やバッグ、宝飾品など、販売価格が1万~40万円程度の高級品を中心に販売している。
 百貨店の撤退などにより高級ブティックで買い物をする機会が少ない地域を訪問。高級な雰囲気の店内で買い物を楽しみたい消費者の潜在需要を掘り起している。車両費と改装費は1台当たり約7500万円。移動販売車によるアパレル販売事業の初年度売上高は約4億2000万円だった。売り上げは堅調に推移しているとみられる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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