〈楽天EXPO 三木谷社長が講演〉受取場所、配送スピードで物流強化/海外販売が拡大時期と強調

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
講演に登壇した三木谷浩史社長

講演に登壇した三木谷浩史社長

楽天は7月31日、「楽天市場」の出店者向けビジネスイベント「楽天EXPO」を、東京・高輪のホテルで開催し、三木谷浩史社長が講演を行った。楽天グループが取り組む物流施策の現状を話したほか、海外販売に挑戦すべき時期が来ていることを訴えた。
 楽天は14年以降、商品の受け取り場所を拡大している。駅などで荷物が受け取れるロッカー「楽天BOX」、日本郵便と共同で郵便局に設置した受け取りロッカー「はこぽす」、ヤマト運輸との提携で全国約2万店舗のコンビニと約4000カ所のヤマト運輸営業所で荷物を受け取れるサービスだ。
 「(ロッカーやコンビニなどの)受け取り場所は現在、約2万5000カ所になっているが、今後は5万、10万カ所と増えていくと思う」(三木谷社長)と、サービスの拡大に意欲を示した。
 7月から、スマートフォンの専用アプリから注文すると30分以内に商品が届く「楽びん!」を都内の渋谷区、目黒区、世田谷区でテスト運用を開始。スピード配送にも力を入れ始めた。
 楽天の物流代行サービス「楽天スーパーロジ」はトラブル発生率が業界平均を大きく下回るトップクラスに改善しているとも話した。

(続きは「日本流通産業新聞」8月6日・13日の合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ