アマゾンジャパンは10月5日に開催したオンラインイベント「Amazon ECサミット」で、国内のAmazonに出品する中小企業が、21年4月時点で、16万社に達していることを明らかにした。16万社中、アマゾンの物流代行サービス「フルフィルメントbyAmazon(FBA)」を利用する事業者数は、8万社に及ぶとした。アマゾンジャパン社長のジャスパー・チャン氏が明らかにした。
チャン氏は、世界全体のAmazon全体の流通総額において、出品事業者による売り上げが拡大していることを報告。出品事業者による販売比率は、60%にまで高まっているとした。出品事業者による売り上げが、アマゾン自体の販売による売り上げを初めて越えたとしている。
アマゾンの有料会員「Amazonプライム会員」の契約者数は、世界全体で2億人に達したとしている。
チャン氏は、アマゾンジャパンが、日本から海外に向けて商品を販売する事業者をサポートする体制を強化していることにも言及した。Amazonでは現在、日本から世界180カ国に向けて商品を販売できる。20年12月期における、Amazon経由の日本の海外販売の流通総額は、前期比で55%増加したという。
アマゾンジャパン/8万社がFBAを利用/「ECサミット」でチャン社長が明らかに(2021年10月7日号)
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。